猟銃所持許可、最初の関門を越えた日。
狩猟に興味を持つようになったのは、いつからだろう。猟銃所持許可取得の最初のステップ、初心者講習を受けて合格した。
秦野で暮らすようになってから
都心から離れ、川と山に囲まれた秦野のエリアに住むようになったこと。これは、その理由の一つであることは間違いない。
都内に住んでいたけれど、家族との拠点として、人が少なく自然が豊かなエリアを探していた。鶴巻温泉駅の前にある白髭食堂で、みぞれしそメンチカツプレートを食べていたころは、狩猟をやることなど毛ほどにも思っていなかったと思う。
秦野で有名なたばこ祭りにも、毎年ジビエの店が出る。たぶん鹿や猪の肉を食べている。最寄りの渋沢駅の商店街にある肉の松屋でも、ジビエ肉を取り扱っているのを何度も見た。子どもの保育園の送り迎え帰りに寄って、唐揚げを食べるのが好きだった。
そういう些細な接点が積み重なって、いつしか、自分の手で狩猟することに興味を持った。
最初の一歩は、電話だった
それからYouTubeを開いては、狩猟の動画や、それができるようになるまでの流れ、維持費などを調べるようになった。そしてその第一歩として、初心者講習を受けることにした。
調べる中で、首都圏の初心者講習は席がすぐ埋まると知った。まずは電話で問い合わせる。小田原会場で、いちばん近い日程で受けたいと伝えると、空きはあるものの枠は残り少ないとのことだった。
ChatGPTに手続きを調べてもらい、書類を準備。翌週の8月25日、仕事の昼休みに警察署へ行った。普段は行くことのない生活安全課に赴いて、申込みをした。

銃を扱うためのテキスト
申込みを終えると、その場で「猟銃等取扱読本」というテキストをもらった。普段の生活では縁のない「銃」を取り扱えるようになるためのテキストだと思うと、不思議とワクワクした。
特に参考資料のページには、銃による事故の記述がある。銃があるという特異的な条件の中で、どのような危険が起きるのか。興味をそそられる内容だった。不謹慎ながら、たぶん多くの人がそうだと思う。事件や事故の記述は、やはり目を引く。
テキストを読んで、1週間ちまちま解いた
最初にやったのは、テキストを通して読むこと。ここは通算4時間くらいで読み終えた。
そのあと、試験の1週間くらい前から、Androidアプリの猟銃許可トールEXを使い始めた。入っている約1,300問(重複もある)を、通勤や休憩などの隙間時間にちまちま解いた。一気に詰め込むというより、空いた時間に開いて少しずつ進める感じだった。
ANDROID APP猟銃許可トールEX約1,300問を隙間時間に解いた学習アプリ。Google Playで見る →
BOOK猟銃等取扱読本講習で受け取ったテキスト。Amazonで探す →ところどころ意味が分からない箇所も出てくる。そのたびにYouTubeで周辺知識を見たり、ChatGPTに聞いたりして、解像度を上げていった。答えを丸暗記するより、なぜそうなっているのかを自分の中でつなげるほうが、後から思い出しやすかった気がする。
講習当日
9月18日、いよいよ初心者講習会当日。午前中は猟友会の方から猟銃に関する説明。午後は警察の方から法令周りの話を聞いた。
当日の講義は、ここで全部を覚えるという趣旨のものではないと思う。でも、聞いている中で解釈違いしていた箇所が正されたり、ぼんやりしていた部分の解像度が上がったりした感覚はあった。
とはいえ、半日がかりの講義を受ける機会はあまりない。正直、だいぶ疲れた。もう二度と受けるまい、と心の中で暗に誓っていた。
50問の◯×と、帰り道
15時ごろから筆記試験が始まった。◯×式の50問。問題を解きながら、「ここは合っているけれど、ここが怪しい」という文章が3問くらいあった。怪しいということは正しくないから、×。そんな感じで解答した。
結果は一発合格。全体55人のうち、当日参加者は49人。合格者は34人だった。参加者の合格率は約7割。
晴れた夕方の帰り道が、とても清々しく感じた。試験を受ける機会は滅多になくて、しばしば忘れがちだけれど、この感じは悪くない。
また今度は、それからの動きについて書き起こしていきたい。